取り合うおもちゃを置かないで!

最近ニュース等で、「モンスターペアレンツ」の話題が、しきりに取り上げられています。 理不尽な要求をしてくる親達。 それは、小学校や中学校だけではありません。保育園でも、そういった理不尽な要求をしてくる親達は本当にたくさんいます。

取り合うおもちゃを置かないで

以前、(仮名ですが)さとし君と、まさる君が一つのおもちゃを取り合い、喧嘩をしました。その時は、交代でおもちゃを使うという事で一件落着したのですが、それだけでは終わりませんでした。 その日の夜、さとし君のお母さんから園に電話が掛かって来たのです。 「子供が取り合って喧嘩する様なおもちゃを置かないで!怪我でもしたらどうするの!?」 …。

それを園長から聞いた時、私達は絶句しました…。その様なクレームは初めてだったのもありますし、内容の程度の低さに…。 こんな要求をする親が非常に増えている現代の教育界。私たち保育士を含め、教育に携わる人間には大変厳しい時代です…。

念書を書け…?

これも、実際にあった話です。 今回も仮名ですが、さとみちゃんとけんじ君という2人の園児がいます。 事件の発端は、けんじ君がさとみちゃんにちょっかいを出して、喧嘩になってしまったのです。小さい頃は、好きな子にはちょっかいを出したくなるのが普通です。 私は、それを微笑ましく思ったのですが、それだけではありませんでした。次の日の朝、さとみちゃんのお父さんが保育園に駆け込んで来たのです。

「子供が喧嘩をしたそうじゃないか!?それに責任は相手側にあるようだ!今後二度と喧嘩をさせないように注意して見るという念書を書け!」 お父さんは、声を荒立ててそう言いました。私は、呆れてしまい、声が出ませんでした。そして、園長先生がやってきてくれて、何とかその場は解決したのですが…。 園長先生も、今の親達は子供を大事にし過ぎる。私たち団塊の世代の責任なんだけれどね…。とぼやいていました…。

うちの子を中央にしろ!!

保育園では、運動会があります。 その時は、どの園児の親御さんも必死に、自分の愛する子の活躍する姿を見ようとします。それは非常に微笑ましいのですが、やはり出過ぎる親もいるのです…。

うちの子を中央にしろ

最後に、うちの園では集合写真を撮り、それを親御さん達に手渡します。その写真を見たあるお母さんが、こんな事を言い出したのです。 「うちの子はなんでこんなに隅にいるの!?うちの子を中央にした写真を撮り直して!!」 全く意味不明です…。こんな事でクレームを付けてくる親は、はっきり言って馬鹿…といか言いようがありません。

なんて、こんな事を言ってはいけませんね(笑) 日々理不尽な要求と戦う私たち保育士。お子さんの世話の前に、親御さん達の世話を先にした方が良いかもしれません…。

男の子と遊ばせるな?

これも、以前紹介したさとみちゃんのお父さんからのクレームです(汗) さとみちゃんは園内でも非常に男の子からの人気が高く、アイドル的な存在なのです(笑)色んな男の子にプロポーズをされたり、チューをせがまれたりしています。 さとみちゃんには、4人のボーイフレンドが居て、いつも私にそれぞれのボーイフレンドの良い所、悪い所を教えてくれて、私は一人で微笑ましく聞いているのです♪

しかし、さとみちゃんにボーイフレンドの話を聞いたのか、さとみちゃんのお父さんは、こんな事を言い始めました…。 「うちのさとみは、箱入り娘で育てたいんだ!男の子と一切遊ばせるな!接触させるな!」 考えられますか…?小さい子供が、男の子と遊んでいるだけで、大問題…。普通、小さい頃は男の子と女の子が遊ぶのは普通です。 しかし、どうにもさとみちゃんのお父さんは、それが許せない様なのです…。

そういった苦情に、いつも対応してくれる園長先生…。 本当に、頭が下がります…。

違うクラスに移せ!!

これは、一番良くある親からのクレームです。 自分の子供が、同じクラスのお友達と喧嘩をすると、ほとんどの親がこう言います。 「そんな乱暴な子供がいるクラスに、うちの子供を預けられるか!」

私のスタンスは、喧嘩両成敗。喧嘩をした子供はみんな悪いのです。 ですので、叩かれた方も叩いた方も怒ります。それが、私が両親から受けた教育だからです。 しかし、叩いた方の親が、上記の様な発言を平気でしてくるのです。自分の子は、暴力など振るわない。いい子なんだ。そう思っているのです。

どんな子供でも、良い面、悪い面があります。その両者をきちんと理解してあげて、初めて教育というのが出来ると私は思っています。 それを、最近のお父さんお母さんは考え方が違う様で、自分の子供が一番…。常にそう思っている様なのです…。 保育士は、疲れる仕事ですね(笑)